徳島県三好市の食材を生かしたPRを目的とした、ガストロノミープロジェクト〜試食会第2回〜を開催。

2021.12.15

特集

12月7日~8日にかけてガストロノミープロジェクトの試食会第二弾が開催された。今回は”そば米”を食材に、講師である堀 知佐子さん指導のもと、料理が作られていく。

<前回までの記事>
●三好市ガストロノミープロジェクト、キックオフイベント開催。【記事
●徳島県三好市の食材を生かしたPRを目的とした、ガストロノミープロジェクト~試食会~を開催。【記事

徳島県三好市祖谷の郷土食材”そば米”とは

”そば米”とは、良質なそばの産地である祖谷地方のそばの実を塩ゆでして、殻をむき、乾燥させたもの。

そばを粉にせず粒のまま食べるのは徳島独特の食文化で、野菜や山菜と一緒にそば米を煮た「そば米雑炊」は農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれている。

今回のメインメニューは”そば米”を使った「そば米とこんにゃく 雑穀のリゾット」だ。

和風リゾット、トマトリゾット、ミルクリゾット、豆腐のリゾットの4種類と徳島県三好市で生産されている野菜を使った副菜が並んだ。

「イタリアンのシェフがこんにゃくを切っている姿なんて、なかなか見れないよ」と会話が弾む中、調理は進められた。


三好市地場産の食材を通して地域の魅力を創出する三好ガストロノミープロジェクトは3カ年計画で開始した。来年の2月には1年目の締めくくりとして、東京での試食お披露目会が予定されている。
三好市池田町で毎年開催されている『四国酒まつり』をメインとして、訪れた観光客が3~4泊滞在した時に楽しめる三好市を作るイメージだ。
>>四国最大の酒の祭典|四国酒まつり【公式HP

栄養価の高い徳島祖谷地方の”そば米”をもっと身近に

前回は”阿波尾鶏”を食材として調理・試食会を行ったが、今回は”そば米”を使用した。

徳島県三好市では傾斜地が多く、米作よりも蕎麦などの穀物が育ちやすい環境だったことから、そば米が郷土食材として親しまれてきた。しかし、近年はそば米の出荷数が減り、地元でも目にする機会が減っているという。

今回の試食会を機に、郷土料理としてそば米がますます気軽に食べられるようになることを期待したい。

講師:堀 知佐子先生
管理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スぺシャリスト。京都の老舗料亭「菊乃井」で常務取締役に就任、書籍に「毎日おいしい アンチエイジングクッキング 素材選びと調理法」「今日から変わる! 若返り食生活」などを出版。12月18日に「おかずのクッキング」(テレビ朝日系列放送)に出演。

三好ガストロノミープロジェクト
Instagram:https://www.instagram.com/miyoshi.gastronomy/

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    レストランやお土産品売り場があります。
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  • 祖谷そばもみじ亭

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