四国・徳島県の秘境『祖谷』で温泉三昧|パート1

2021.03.18

特集

徳島県三好市、秘境祖谷の温泉を楽しむ旅。大自然の中、露天風呂からの眺めと共に体も心もゆっくりと癒す。このシリーズでは、日帰り温泉旅をテーマに祖谷の3つの温泉を紹介する。 

ホテルかずら橋 山々の静けさとあたたかさ 

三好市西祖谷にある「ホテルかずら橋」はその名の通り、国指定重要有形民俗文化財である「祖谷のかずら橋」から車で数分の便利なロケーション。  

このホテルは四国でも最も魅力的な露天風呂のひとつと言われており、ここではゆったりと露天風呂、そしてまわりの美しく手入れされた庭園を楽しむことができる。 

ケーブルカーで天空の露天風呂へ 昼は大自然を、夜は星空を見ながらゆったりと

露天風呂は、ホテルの一番上、建物に接している山に位置し、様々な植物を眺めながらケーブルカーで登る。山には遊歩道も作られアジサイやつつじ、季節ごとに様々な花で彩られる。 

頂上に着くと初めに目に入るのが、ししおどしのある美しく手入れされた、和の庭。 

そして、茅葺き屋根の古民家、湯上り後の休憩所「半兵衛の家」。

 手入れされた庭の石畳をさらに進むと、メインの露天風呂。梅のある男性用の露天風呂、春には桜の花を望む女性用の露天風呂、庭付きの貸切露天風呂と分かれている。すべての露天風呂は「阿波の青石」を贅沢に使った岩風呂で、絶景を眺めながら、やわらかな泉質の温泉につかると日常を忘れてしまう。 

また、遊び心のある一人用の「たぬき風呂」もあり、中に入るとお湯がザーという大きな音をたててお風呂からあふれていく。 

温泉あとは囲炉裏を囲んでほっと一息。絶景を望める開放感たっぷりの足湯も

温泉にゆっくりと浸かったら、このあとは茅葺き休憩所「半兵衛の家」でさらにリラックス。室内の囲炉裏には常時火があり、この囲炉裏を囲んでゆっくりとお茶を楽しむことができる。

囲炉裏の煤で壁は茶色に、天井をみあげると茅葺きの内側も真っ黒になり、部屋中に煙のにおいがする。昔の暮らしを偲びながらお茶をいただく。 

続いて、茅葺き休憩所から庭側へ出ると、「足湯」があり、パノラマの景色を眺めながら、さらに温泉を満喫することができる。 

四季折々の山の風景が広がる大浴場や、家族で気兼ねなく利用できる貸し切り露天風呂も充実。

また、このホテルでは屋内にも大浴場があり、こちらの温泉も山を眺めながらの入浴。こちらはサウナ、水風呂も完備。 

ホテルかずら橋では、日帰り入浴の方は午前1030分から午後4時まで。お一人様1,200(お子様料金有)。炉端での郷土料理のお食事と日帰り温泉のセット料金、3,500円~+税。 

宿泊の方は早朝や夜の時間帯も温泉でリラックスできるだけではなく、庭付きの露天風呂や、薪で焚く釜のようなお風呂、五右衛門風呂もご家族などで貸切で楽しむことができる。 

向かいの山々や遠くの集落を眺めながら、柔らかな泉質のお湯に浸かり、ゆったりと日々の疲れをとってリフレッシュしてみてはどうだろう。 

詳細はこちらへ ホテルかずら橋ホームページ

(取材・文: ショーン ラムジー)

三好市公式観光サイト【大歩危祖谷ナビ】
https://miyoshi-tourism.jp/

>>パート2 『ホテル祖谷温泉』はこちら

>>パート3 『ホテル秘境の湯』はこちら

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