四国・徳島県の秘境『祖谷』で温泉三昧|パート2

四国・徳島県の秘境『祖谷』で温泉三昧|パート2

徳島県三好市、秘境祖谷の温泉を楽しむ旅。大自然の中、露天風呂からの眺めを楽しみながら体も心もゆっくりと癒す。このシリーズでは、日帰り温泉旅をテーマに祖谷の3つの温泉を紹介する。 

ホテル祖谷温泉 祖谷渓谷の一軒宿 渓谷の深さと流れる時間

三好市池田町 祖谷渓谷にある一軒宿、祖谷温泉。 

祖谷渓谷には蛇行する祖谷川を見下ろす絶景ポイント「ひの字渓谷」や、祖谷温泉から徒歩5分、断崖絶壁に立つ「小便小僧」の像などがあり、また「祖谷街道」としても多くの人が訪れる。 

祖谷渓谷一帯では、昔から温泉が祖谷川沿いに湧き出ており「フロノタニ」の地名が残る。年配者の話では、昔は谷底から湯気があがっており、そこまで歩いて温泉に行っていたそうだ。祖谷温泉には、そんな昔話が体感できる、ケーブルカーで谷底まで降りる、源泉かけ流しの露天風呂がある。 

ケーブルカー乗り場の前には、展望スポット「雲の上テラス」がオープンした。祖谷川と山々をパノラマで望む他、突き出すように作られたテラスの足元からは谷底ものぞくことができ、スリル満点だ。テラスには、人懐っこい野鳥、ヤマガラも人の手の上まで餌を取りにやって来る。 

ここから、ケーブルカーに乗り5分、170m下の谷底まで下りていく。原生林に囲まれ、季節ごとに景色が変わる。特に秋の紅葉は山々が真っ赤になり、その美しさは大変人気でリピーターも多くおられるそうだ。 

谷底の温泉に着くと目の前には渓谷の岩々の壁が現れる。祖谷川は透き通ったエメラルドグリーンの美しい色をしている。川の流れの音だけが聞こえる 特別な空間。谷底で湯に入りほっと息をつく。

ここの温泉は、四国では珍しい源泉かけ流しで、このぬるめのお湯に時間をかけてゆっくり入浴するのがおすすめ。柔らかい泉質で、美肌の湯と言われている。上がった後も長い間、肌がしっとりとしている。 

また、館内大浴場の展望風呂が、温泉がそのまま山々へ溶け込むようなインフィニティー浴槽へとリニューアルされた。絶景の一部になったような心地よい空間である。 

ホテル祖谷温泉では、日帰り入浴の方は7時半から18(受付17時まで)まで。 

ケーブルカーで降りる露天風呂+展望風呂 大人1,700円 小人900円。展望風呂のみ 大人700円 小人300円。 

食事付日帰りプラン11時~14時。3,800円~(露天風呂、ケーブルカー乗車、館内展望風呂、要予約) 

「ダイニングHANA」では祖谷の里山料理にも力を入れており、食事11時~(ラストオーダー13時半)、ドリンクのみ15時までも予約なしでいただける。 そしてここからも絶景の渓谷を見下ろすことができる。

また、露天風呂付の客室もあり、宿泊の際は、眺めを楽しみながら誰にも気兼ねなくのんびりと過ごすこともできる。 

切り立った断崖、祖谷渓の谷底でゆったりと体を温めながら昔を想ってみるのもいいかもしれない。 

詳細はこちら ホテル祖谷温泉 ホームページ

(取材・文: ショーン ラムジー)

三好市公式観光サイト【大歩危祖谷ナビ】
https://miyoshi-tourism.jp/