日帰り温泉の旅 三好市 大歩危・祖谷 パート1 

2021.11.29

特集

秘境のまち、徳島県三好市の温泉シリーズ。お風呂からの大自然の眺めと共に、体も心もゆっくりと癒す。今回は、大歩危と祖谷渓エリアの宿泊もできる3つの日帰り温泉を紹介する。

『峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか』 大歩危峡谷を望み、檜の露天風呂でくつろぐ

大歩危峡まんなかは、大歩危峡をつくる雄大な吉野川と、藤川・谷川の合流点に位置し、JR大歩危駅から車でわずか数分、徒歩でも15分ほどの便利なロケーションにある。

このホテルの温泉は、建物の最下部、川を近くで見下ろす場所にある。大浴場に入ると、はじめはスタイリッシュな屋内温泉となっている。浴槽の反対側には洗い場。

ここは、落ち着いた照明と植木や流木、竹の炭などで装飾され、ゆったりとリラックスできる雰囲気になっている。

四季折々の大歩危の絶景と川の音を楽しみながら、贅沢な檜の桶風呂をひとりじめ

屋内大浴場から、やさしい色合いの木製の階段を下りていくとそこは露天風呂。

吉野川のエメラルドグリーンと渓谷の木々の色を背景に、屋根のあるバルコニー。そこには円形と四角のふたつの浴槽。

石の床から、一段高く檜のウッドデッキが作られている。二種の浴槽に浸かる間に、川を眺めながら新鮮な空気を吸って、ここでリラックスするのもいい。

円形の檜の桶風呂では、ひとりでゆっくり、贅沢に温泉をひとりじめすることもできる。

もう一つは四角い檜風呂。その名の通り、もちろんこちらも贅沢な総檜造り。手足を伸ばしてゆったりと浸かる。

この露天風呂は全てを新しい檜に変えたばかり。檜の香りが漂い、それも相まって深く癒される。

この露天風呂は吉野川と藤川谷川の木々に囲まれた合流点、そして大歩危渓谷を一望できる。訪れた時は紅葉時で木々が色づいていたが、どの季節に訪れても様々な季節の景色を楽しめるだろう。

岩盤浴でリセット

屋内には、この地域には珍しい岩盤浴もできる。石の上に横たわり、遠赤外線で体をあたため、マイナスイオンを取り込んで体の代謝を高める新しい入浴法だ。

岩盤浴の室内は一般のサウナのように熱くはなく、ゆったりと時間をかけて何度も入ることができる。体の老廃物もすっきりと排出される。

温泉の後はゆったり落ち着く囲炉裏でのんびり。予約をすれば大歩危ならではの旬の食材を使用した料理も味わえる

温泉を満喫したあとは、2階ロビーの囲炉裏の部屋でリラックス。古民家の内装を施した贅沢な休憩しつとなっている。

ここでランチを希望の場合、事前予約で地元の食材をふんだんに取り入れた食事をオーダーすることができる。

予約なしの場合は、道路を渡って反対側、レストラン大歩危まんなかで気軽に昼食、軽食をとることができる。

大自然が生み出した大歩危峡の迫力ある景観を間近で楽しめる 大歩危峡観光遊覧船もおすすめ

また、このレストランのある施設の目玉は、大歩危峡観光遊覧船。ここは遊覧船の発着場ともなっており、峡谷の岩々に挟まれた幻想的な吉野川を楽しむ30分の船旅へと、世界各国から観光客が集まる人気のスポットでもある。


温泉に浸かりながら吉野川を見下ろし、そして遊覧船では川から大歩危峡を見上げる。ここで温泉と大自然に癒されてみてはどうだろうか。

渓谷の湯宿 大歩危峡まんなか

日帰り入浴 12:00~20:00
入浴料金 大人700円 小人350円
日帰り岩盤浴 12:00~16:20 要予約80分間 700円

https://www.mannaka.co.jp/hotel/hotel.html

(取材・文:ショーンラムジー 写真:ショーンラムジー・大歩危峡まんなか)

【次の記事はこちら】
日帰り温泉の旅 三好市 大歩危・祖谷 パート2|松尾川温泉
日帰り温泉の旅 三好市 大歩危・祖谷 パート3|サンリバー大歩危

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