〜みよし女子旅part1〜激流ラフティングから廃校cafeへ

2021.09.29

特集

〜ラッキーなラフティングで激流を下る〜

暑さだけが残る9月中旬、夏もそろそろ終わりかけ。

私たちは四国で体験するアクティビティとして絶対に欠かせない”ラフティング”に挑戦するべく、四国県内でサービスを行う「ラッキーラフト」へ向かいました!

 

09:00 ラフティング施設に到着

現地へ向かうと20代前半の男女のグループが多く、施設内は早くラフティングがしたいといった声が聞こえました。私たちもリバーガイドさんの説明に耳を傾けます。

「指輪・ブレスレット・時計などの貴金属は川へ持っていかないで〜。いろんな思い出と一緒に水に流せますよ〜。」

と慣れた口調で進む説明に施設内は笑い声も聞こえるが、その見事なガイドに皆が耳を傾けています。おそらく学校の先生なら間違いなく人気No.1体育教師でしょう。説明が終わると素早くウェットスーツに着替え、ライフジャケットの装着・点検を行いガイドさんが運転する車に乗り込みます。

出発地点の川へ向かうとこの日は大歩危にいろんなカンパニーが集結し、大勢の大勢のラフティング体験者が集まっていました。ガイドの皆さんもここまで多いのは夏休みくらいだそうです。今年の夏休みは感染予防の影響や天候不順で遠出や遊びに行くタイミングを見失い、少し時期がずれてしまったようです。

さていよいよラフティング開始です!

私たちはまず川に足を入れたりしながら今日の水温をチェック!さすがの激流の川、冷たい!台風や前日まで降っていた雨の影響もあり、普段は70cmほどの水位が今日は190cmまで増水しました。

「これはドラマが起こるかもね!」

と私たちのガイドさんは話していました。

ボートに乗って「1、2!1、2!」の掛け声と共にボートを漕ぎます。初ラフティングの私たちは素晴らしく息の揃わないパドル捌きで進んでいきます。意外に初めてでもちゃんと前や後ろへ進むんだなぁと思っているとすぐに激流へ。今回は4つの激流スポットに挑戦していきます。

一生懸命漕いだり、しゃがんだりと素早く体制を変えながら激流を乗りこなしていきます。遊園地にあるジェットコースターやバンジーとは違う感覚にまた新しい“興奮”を見つけました。自然を相手にしているからこそガイドさんの説明は必要で、ボートに乗り合わせた初対面の相手とも協力しながら進んでいくアトラクションに年齢や肩書きなどは必要ありません。

実は今回、ドラマが起きました。

3つの激流を乗り越えたり、希望者は岩の上から飛び込みをしたりと終始楽しそうな声が聞こえていました。ラストの4つ目の激流スポットに入った時に、高く跳ね上がったボートから”すっ…”と消えた人がいました。ええ、それはもちろん私です。それはそれはスローモーションでゆっくりと離れるボート、真剣に焦るボートのメンバー、真顔になる私。

さて私が流されたこの場所ですが頑張って落ちないで、岩があるから流されると3秒くらいは水の中に沈むからしんどいよ、とガイドさんから事前に言われていた激流でした。

ここで発揮されるのが数十分前にたくさん川で遊んだ経験でした。”ラッコのポーズ”やもし流された時の対処などを練習した成果が出ました。ですから遠くから「レスキュー!」と大声を出したガイドさんの声をちゃんと聞くことができ、ガイドが投げた紐をしっかり掴むことができました。

「今日はラフティングのフルコースだったねー!」

と他のメンバーに羨ましがれながら、ラフティングは終了しました。

人生の大事な瞬間はスローモーションで見れるんだなと思った午前中でした。

12:30 ラフティング終了

Lucky Raft

〒789-0303 高知県長岡郡大豊町川口 2050-43

営業時間 08:00~20:00

Facebook:https://www.facebook.com/luckyraft

URL:https://luckyraft.com/?fbclid=IwAR2iDgTboaDYtej_TaE9XS-GaQa2R-moWL6NpBPKkTfZYVUf4sZrn9dUb_4

 

13:00 Cafe&ジビエ 昼食

朝9時からラフティングをしているとすごくお腹が空いてきました。

「お腹すいたー!ガッツリしたものが食べたい!」

というお腹の要望に応えまして訪れたのは「Cafe&ジビエ」です。ここではテラスから森林の中を走る汽車やラフティングの風景を見ることができます。

Cafe&ジビエの記事リンクは【こちら

Cafe&ジビエの特徴は徳島県三好市で害獣として駆除される猪や鹿といった野生動物を同市内にある食肉加工所で処理し、命を大切にしながら無駄にしない、さらにジビエの美味しさを広めようと始まったバーガー屋です。観光客が多いこの場所は景色も良く、同じ施設内にお土産売り場やこの地域の妖怪伝説を学べる妖怪屋敷があります。ちょっとお化け屋敷感覚で覗いてみるのもありですよ。

Cafe&ジビエのオススメはジビエ肉の良さを生かした”イノシカバーガー”です。どうぞ大きな一口でかぶりついて下さい。

Cafe&ジビエ

〒779-5452 徳島県三好市山城町上名1553−1 道の駅大歩危内

営業時間:10:00〜17:00
年中無休

Instagram:https://www.instagram.com/cafe.and.jibie/?hl=ja

 

14:30 ハレとケデザイン舎

お腹が満たされた私たちはゆっくりできるスペースを求めて「ハレとケデザイン舎」へ向かいました。


「ハレとケデザイン舎」は過疎化による人口減少によって廃校となった出合(であい)小学校を、廃校再生プロジェクトでカフェや宿泊施設として生まれ変わらせた施設です。場所はかずら橋がある祖谷地方へ向かう道を木製の看板を頼りに脇道に入ると白い小学校が現れます。

建物内に散りばめられた児童向けの本や小さな椅子などは、廃校のどこか懐かしい雰囲気と当時の子供たちの様子が伺えます。私は彼女や彼らのことを少しも知らないですが、自然豊かなこの学舎を羨ましく思いました。それはリアルな自然環境の中で理科の授業をしたり、歴史や日本史を地域交流の中で実際に見聞きし、「ただいま」と言えば「おかえり、気をつけて帰りよ〜」と返ってくる地域性が想像できたからかもしれません。

そんな空想についつい浸ってしまう「ハレとケデザイン舎」のオススメは外に設置されたリクライニングチェアです。季節によって違うカヌレと様々な種類が用意された深煎りのコーヒーでまた話に花が咲いてしまいます。タイミングが合えばコーヒーの焙煎士にオススメのコーヒーや自宅での淹れ方を教えてもらうことができます。

ふらっと迷いこんでみませんか。

ハレとケデザイン舎(ハレとケ珈琲 本店)

Open 11:00
Close 16:00(平日) / 17:00(土日祝)
定休日:火水木

Instagram:https://www.instagram.com/haretoke.d/?hl=ja

 

「〜みよし女子旅part1〜激流ラフティングから廃校cafeへ」

いかがだったでしょうか。

もはや”女子”という年齢ではありませんが、徳島県三好市の「楽しい!」を元気に発信していきます。今回ラフティングを初めて体験し、あんなに声出したのいつぶりだろうと思いました。実はジェットコースターや観覧車が苦手な私ですが予想外のドラマも含めて純粋に楽しかったです。

その後の「Cafe&ジビエ」でも大きなハンバーガーにかぶりつき、その美味しさとハンバーガーというラフなスタイルにジビエ肉を身近に感じました。森林の割合が80%を超える三好市では運が良ければ野生の鹿や猪に会える自然豊かな地域です。自然を利用したアクティビティが豊富なこの場所をより詳しく発信していきます。

 

(取材・文:堂野彩加)

 

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