【連休に行きたい!】クセの強い3人が作るクセのあるハンバーガー屋がオープン!

【連休に行きたい!】クセの強い3人が作るクセのあるハンバーガー屋がオープン!

「Cafe&ジビエ」OPEN!

三好市山城町に新しくOPENしたハンバーガー屋に行ってみた。

場所は道の駅大歩危内で同じ店舗に三好市の妖怪伝説が学べる妖怪屋敷や石の博物館などがあり夏休みにはたくさんの子供たちが訪れる。またお土産売り場や地元野菜なども販売していたが飲食スペースが空いていた。そこへ新しくハンバーガー屋がオープンし今後は心もお腹も満たされる事だろう。

ジビエは独特な香りと、筋肉質な赤身の少し硬さのある肉が特徴だ。「Cafe&ジビエ」のハンバーガーのパテはジビエ100%で作られている。
三好市の一部の地域では子供の頃にBBQや鍋に入っているのは猪や鹿だったという人もいるほど、それだけ当たり前のようにジビエは食べられていた。

数あるメニューの中から今回は「イノシカチーズバーガー」を頂いた。バーガーを持つと丸々と肉厚なパテにこれでもかとかかったチーズが流れ落ちそうで、せっかくのチーズを逃すまいかと急いでハンバーガーを口に頬張る。少し弾力のあるパテを噛むと口の中が熱くなりパテの肉汁が舌に沿って広がるのを感じる。シャキシャキとした地元野菜もいいアクセントになりしつこさを感じさせない。

鼻から抜けるジビエとチーズの香りでもう一口かぶりついてしまい、気が付くともうあと3口で完食になってしまった。

 

数量限定「バーガー屋さんのフレンチトースト」

塩気のあるものを食べてしまうとなぜだか甘いものも欲しくならないだろうか。

私はこちらのフレンチトーストもオススメしたい。

数量限定の「バーガー屋さんのフレンチトースト」は人気商品で今回はその中でもキャラメル&ミックスベリーを注文した。
フレンチトーストのアイスはトーストの熱さですぐに溶けてしまうので写真に収めたら溶けないうちにナイフとフォークに持ちかえるべきだ。
食べやすい大きさで口に運べば甘さが広がり後からくる爽やかなベリーの酸味がちょうどいい。2段に重なったパンはとても柔らかく時間をかけてヒタヒタになるまで漬け込んでいるのがよく分かる。

ほかにもピリッと辛い「ジビエタコライス」やジビエをもっと味わいたい方にはシンプルに「イノシカバーガー」もオススメだ。

「Cafe&ジビエ」始動。

オープンまでの時間は短く機材の搬入などで慌ただしく過ごしていたそうだ。プレオープン中には商品提供までの連携の見直しを数回行っておりバイトも含めたスタッフ全員でより良いサービスの向上に余念がない。スタッフの年齢層の幅が広い「Cafe&ジビエ」だが下から上に肩書に関係なく気軽に提案できる雰囲気がある。

4月12日からのプレオープンが完了し、オープン日の4月17日から2日間で200人以上の人が訪れた。
オープンを待ち望んでいた友人・知人も多く来店し、また時期的にライダーとラフティングを体験に来た人、ファミリーの観光客も多いかったそうだ。
現在は男女比もどちらかに偏る事もなく、年齢層も年配・子供連れ・20代の若者など本当に沢山の層が来ているとのことだ。

バランスのとれた3人がタッグを組む。

登場人物は3人。左からSNSなどでPRを担当する島和也さん、三好を愛する横川和輝さん、ジビエに魅了されたシェフの渡辺広志さんだ。

きっかけは現在シェフとして働く渡辺浩志さんと、代表の横川和輝さんがたまたま祖谷に出かけていた時だ。阿波池田駅から祖谷の道中で食べるものがもう少し欲しいと感じ、渡辺さんが「じゃあハンバーガーやらない?」と持ち掛けたことが始まりだ。そこからSNSに強い島和也さんを広報として誘いこの3人が揃った。

好きだからこそできる事。

島和也さんといえば「箸蔵とことん」の中の人で活躍している。

毎日投稿を欠かさないSNSなどの広報担当という仕事は誰でも出来るもではないと語る。

「自分はスマホ依存だと思っている。それがベースで普段の投稿にどれだけの”いいね”が付いたかを気にするような自分だから成り立っている。もし見る事しかしない人が広報をやると辛い仕事になるでしょうね。たとえ仕事以外の時間でもメッセージが来れば確認する、どんな仕事でもそうだが好きだからこそやれると思う。」

田舎でも広報が出来る人を作ろうと思うとどんな事が大事だろうか。

「例えばパンが好き、ならそこから発信していったらいいと思う。自分の好きなものがあれば十分広報は出来る。伝わるというよりは自分が面白いと思えるように作る事を大事にしていて、毎日投稿するなら深く考えず時間をかけすぎない方が続けられる。全然更新されないSNSよりは毎日更新されるSNSの方がいい。」

島さんは2人から声を掛けられ面白そうと思い即決で参加することに決めたそうだ。今回の3人は今まで深く関わる事のなかった奇妙な3人だ。しかし一緒に仕事をするとスピード感とタスク処理の早い非常にバランスがいい3人だと感じるそうだ。

「なんでもある所に住んでいたから、なんにもない所に行こうと思った。」

 

渡辺さんはフランス料理店やアジアンダイニング、熟成肉バルといった飲食にかかわる仕事を経験した。フランス料理を10年経験した中でジビエがとても美味しい事を知ったそうだ。都会にも次第に魅力を感じなくなっていた渡辺さんは田舎に暮らしたいと思い、田舎だけど不便すぎるのも困るのでちょうどいい便利さがある所で自ら畑をし、育てた野菜を作って飲食がしたいと考えた。

その時たまたま東京で開催していた移住フェアに参加し気候も天災も少ない四国にしようと思っていた時に三好市の移住担当者と意気投合し、自分のしたい事をしようと三好市への移住を決意した。今年の1月で移住して丸1年が経つそうだ。

Cafe&ジビエ内のレシピはすべて渡辺さんの考案のものでパテも祖谷の地美栄さんのジビエを使用している。将来は三好で自ら銃を持ち狩猟したジビエをCafe&ジビエで提供したいそうだ。ジビエの存在をもっと多くの人に知ってもらう為に店舗内にジビエになるまでのストーリーや被害、共存していく為に必要な事なども飾る予定だ。

 

三好を愛する漢

代表の横川さんは高校卒業後は地元のホテルで5年勤務した後、2017年に「Bar Rokudenashi」を池田町サラダにOPENした。

横川さんに接客について聞いてみた。

「今日会ったお客さんがもしかしたらもう2度会えないお客さんかもしれない。だとしても対応がすごく良ければその人がジビエを嫌いだったとしても、どんなに遠くてもまたここに来てくれると思っている。

  接客は難しいと思う。

本当にちょっとしたこと、ボソッとお客さんが発した言葉やしぐさにどれだけ気づけるかが大事だと思う。そのちょっとしたことが当たり前に出来るかどうか。接客は一朝一夕で出来るものではないけれど、最低限おもてなしと言われるものが出来ていれば知らない間にお客さんといい関係が出来る。」

横川さんはホテルマン、バーのマスターと様々な経験をして接客業がすべてだと感じるそうだ。
小さな事にどれだけ気づけて、どれだけの距離感なら不快と思われるか、心地いいと感じてもらえるか。小さな事にも注意していたからこそお客さんの反応や空気感がなんとなくだが感じ取れるようになるそうだ。

「こちら側の小さなアクションに対して全然反応してくれないお客さんもいれば、沢山喋ってくれるお客さんもいる。
お客さんがどう動いてくれるか、お客さんと何気ない会話が出来ると嬉しいです。」

横川さんは一緒に働く仲間に対してもこの意識をしており、

「自分が料理が出来ないからこそ渡辺さんを尊敬していて、SNSでの広報が自分には出来ないと分かっているからこそ島さんの事も尊敬している。今回新店舗での飲食をやるという事にすぐに返事をしてくれた二人に対して自分が代表として広報などに出てはいるが同じ目線で接していきたいし感謝をしている。それにバイトの子達もいい関係を作って一緒にアイデアとかを出し合っていきたいと思っている。」

と話していた。

横川和輝さんとは”後輩たちの良き兄ちゃん”のような存在

横川さんは自分が注目をされているのは三好市の若い層でなにかしようとしている人が少ないからだと語る。
「実際になにかしているのは30~40代が多く、余裕があって何事もやりやすいと思う。

でも三好にいる10~20代からするとなかなか会う事もないし身近な存在ではないから三好での未来が見えにくいと感じている。実際に自分も高校卒業する時には地元におっても仕方ない、自分の為にならないと思っていた。話をしてみても30~40代の世代からみるとまだ若い自分や彼らは他人事のようだった。

そこで身近に相談できる存在として20代で自分がそのモデルケースになろうと決意した。地元の若い子たちの希望になって、ここを離れていった人達にもこんな地元でもいろんな事が出来るんだという所を見せたい。
希望や夢を持った子たちが見つけやすいように注目されて影響力のある人間になりたいし、ちゃんとした実績を残したいと考えている。」

実際に横川さんに会うためには?

「夢を叶えたくて何か困ったときに身近に相談できる誰かがいると諦めずに形にすることが出来ると思う。だから気軽に連絡してほしい。実際に連絡するとなると勇気がいるかもしれない。でも本当に何かしたいという気持ちを大事にしてほしい。」

この場所が好きだから、この場所に住む人が好きだから、そんな彼が作る空間はどこか心地いい。そんな人たちが集まる場所が”三好市”である。

 

大歩危という場所

実は三好市の中にある大歩危という場所には飲食にもアクティビティにも困らない場所だ。今回特集したハンバーガーの他にもカフェやコーヒー屋など飲食も多く、ラフティングやカヌーといったアクティビティも多い。さらには地元の住民に人気の隠れた温泉が近くにあったりと一日回るのに適している。古き日本の歴史と雄大な自然を新しい感覚で回れるのでぜひ一度は訪れて欲しい。

 

Cafe&ジビエ Instagram cafe&ジビエ(@cafe.and.jibie) • Instagram写真と動画

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横川和輝さん Instagram 横川 和輝(@kazuki_yokokawa) • Instagram写真と動画