秘境祖谷の温かいおもてなし宿「祖谷観光旅館」パート1|かずら橋へ歩いて数分 昔ながらの宿 

2023.03.17

特集

秘境、祖谷のかずら橋。四国でも観光で訪れたい場所のベスト3に入る名所。
この名所に程近い、昔ながらの宿「祖谷観光旅館」をご家族の祖谷の暮らしや、若い世代の2拠点生活と共に紹介する。

徳島県三好市に来たら訪れたい日本三大秘境・祖谷のかずら橋

徳島県三好市の中心部から1時間ほど、剣山方面へ向かった先に祖谷はある。
日本三大秘境として有名で、この地域には様々な観光スポットがあり、1日では全てまわることが出来ない。 

その中でも必ず訪れるべきスポットは、祖谷のかずら橋だ。

シラクチかずらで作られ、昔の暮らしに思いを馳せることが出来るこの橋は、重要有形民俗文化財にも指定されている。

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かずら橋へ歩いて数分 祖谷観光の拠点に便利な「祖谷観光旅館」

かずら橋からほど近い所に「祖谷観光旅館」がある。

旅館の目の前にはバス停「かずら橋」があり、阿波池田駅や大歩危駅から奥祖谷行のバスでやってくる方にはとても便利でもある。
そして、ここから道路を下りていくと、かずら橋まではわずか数分。 

バス停の少し先にも、かずら橋の入口に降りられる歩道がある。 

なお、祖谷観光旅館から徒歩7~8分のかずら橋夢舞台駐車場内のバス停「かずら橋夢舞台」からは、大歩危や祖谷渓行のバスがあり、週末や祝日は神戸までの長距離バスなども発着している 。

全室和室の落ち着く空間 実家に帰って来たかのような居心地の良さ

祖谷観光旅館は、懐かしい昔ながらの佇まいを見せている。 

暖簾をくぐると、宿を営む出口 福子さん、和也さん親子が笑顔で出迎えてくださった。 

この旅館の1階は食堂とキッチン。2階、3階が客室やお風呂となっている。 

客室は全5室で、純和風の部屋の床の間には掛け軸も飾られている。
建物の中には昭和時代の磨りガラスなども使われており、今では少なくなった昔ながらの温かみを感じられる貴重な旅館だ。 

代々、一家が手をかけてきた宿 

また、出口さんが地元の友人らと漆喰を塗るなど、修理が必要な場所は自分たちでリフォームも行っているそうだ。 

お風呂もお祖父さんが大きな岩を設置したものに、孫の和也さんが小さめの岩を追加して家族代々の手で作られた迫力ある岩風呂となっている。 

夜のライトアップされたかずら橋も徒歩で気軽に楽しめる

この宿からかずら橋に数分で歩いて行けるのだが、もちろん夜も可能。
夜にはかずら橋がライトアップされるので、昼とはまた違った趣の秘境の橋を眺めることが出来る。 

狸の親子がかずら橋を渡っていたなど、昔話にありそうな話を帰って来たお客さんから聞くこともあるそうだ。

パート2では、旅館を経営する出口さん親子を詳しく紹介する。
>>秘境祖谷の温かいおもてなし宿「祖谷観光旅館」パート2

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>>Iya Valley Tours 【part1】 地元ガイドと発見する秘境祖谷

【詳細情報】
祖谷観光旅館
https://miyoshi-city.jp/spot/祖谷観光旅館
〒778-010 徳島県三好市西祖谷山村善徳161
TEL:0883-87-2125
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(取材・文・写真: ショーン ラムジー) 

オススメ観光情報

  • 祖谷のかずら橋(国指定重要有形民俗文化財)

    平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にあるかずら橋。シラクチカズラ(重さ約6トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であった。3年毎に架替えが行われる。(国指定重要有形民俗文化財)

    ◎かずら橋ライトアップ
     毎日19:00~21:30の間かずら橋をライトアップします(渡橋はできません)。
     闇夜の中に照らされた「かずら橋」が幻想的です。

    ◎平家伝説の残る「琵琶の滝」がすぐそばです。
     祖谷のかずら橋を渡ってすぐに左に50mくらい行くと、落差約50mの滝が現れます。

    ◎川遊び:「琵琶の滝」を更に50mくらい行くと遊歩道があり、そこから川辺に下りて遊べます。

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  • かずら橋夢舞台

    大型駐車場・イベント広場・物産館・食堂「かずら橋亭」からなる大型観光施設です。駐車場から館内を抜けて祖谷のかずら橋へ向かいます。館内には、地元特産品を含む沢山のお土産品を用意しております。
    また、食堂では名物「祖谷そば」の他、うどん類・各種定食を提供しております。

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  • 琵琶の滝

    昔、平家落人が京の都をしのび、この滝で琵琶をかなで、つれづれを慰めあっていたことから名付けられたと言い伝えられている高さ50mの滝。

    ◎更に奥に50m進むと遊歩道があり、そこから石階段で川辺に下りて川遊びができます。

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