徳島県三好市で開催された日本酒の祭典”第23回四国酒まつり”は天候にも恵まれ多くのファンが訪れた。

2022.08.29

特集

四国の銘酒を一堂に集結した「四国酒まつり」が3年ぶりに徳島県三好市池田にて開催された

台風の影響を心配する関係者の願いが通じ、晴れとなった8月13日は夏の暑さをジリジリと肌で感じる天候だった。運営スタッフは熱中症対策として入り口にミストを設置したり、無料で飲料水を提供するなどを行った。

そんな快晴の中行われた第23回四国酒まつりはチケットの販売数が300枚を超え、大いに喜ばれたイベントとなった。

【四国酒まつり告知記事】
>>今年の徳島県三好市のお盆はイベント盛り沢山!3年ぶり開催の「四国酒まつり」と「阿波おどり」で飲めや歌えの大盛り上がり♪

いけだ阿波おどりも同日開催、賑わいを見せた池田の街

四国酒まつりは四国4県を代表する日本酒の銘柄を、四国の中心である徳島県三好市で味わえると人気のイベントだ。新酒もお披露目となる毎年2月に開催され、これまで第20回と開催し来場者が3万人を超えるなど更なる盛り上がりを見せていた。しかし第21回の突然の中止、第22回がオンラインでの開催、期待が集まった第23回も感染の拡大により中止を余儀なくされた。このままでは今後の開催が危ぶまれる中、新実行委員長である田村 和男さんを中心に四国酒まつりのスピンオフイベントとして開催されていた夏のイベントを今回”第23回四国酒まつり〜夏の陣〜”として開催することとなった。

2019年2月の第20回四国酒まつりには同時に別会場にてうだつマルシェも開催され来場者は3万人を超え、日本酒だけでなく雑貨やフードを目的にここ三好市池田町に来場していた。今回の第23回四国酒まつりでは、いけだ阿波踊りと同日開催となりお盆の休暇を利用した方も多くいた。

常連から日本酒初心者まで、様々な人が楽しんだ酒まつり 感染対策も万全を期す

丸浦世造大会長は今回の開催に関し、「イベントではお客さんの反応が大きく違い年齢層も違えば帰省のお客さんが多く、また四国酒まつり愛好家である常連の方も参加している。汽車で来場し、池田町に宿泊して帰るという流れができ、池田町内の宿泊業の方、飲食業も嬉しい反応ではないだろうか。賑わい作りという意味では開催して成功だったといえる。(CO2濃度の計測、消毒・検温などの)感染対策もしながらの開催となり、より安全に開催できたのではないだろうか。」と語った。イベント開催に関し、屋外での実施を行い、入り口での検温・消毒の実施、クラスター発生基準となるCO2濃度の計測、マスクの着用といった感染対策を実施した。

初参加から愛好家が集まり地域を盛り上げるイベントとしてなくてはならない存在だと再認識した”四国酒まつり〜夏の陣〜”だった

日本酒は難しいというイメージを持つ人が多い。しかし日本酒にも大辛口〜大甘口と味の種類が多く、スパークリングワインのように発泡性を持つものも存在する。銘柄の数だけデザインも豊富でそのパッケージの可愛さから日本酒にハマるファンも存在する。一口に日本酒と言ってもとても語り尽くせないのだ。四国酒まつりは愛好家だけではなく、少しの量で試飲ができるため日本酒初心者にもオススメのイベントだ。

18銘柄、24品種が並んだ夏の陣 芳水、三芳菊や今小町など地元三好の地酒も人気!

今回並んだ日本酒銘柄は、三好市より笹緑・芳水今小町三芳菊、徳島県から司菊・鳴門鯛、香川県より金陵・川鶴・綾菊・凱陣、愛媛県より京ひな・城川郷・石鎚・華姫桜、高知県より南・酔鯨・無手無冠・亀泉の全18銘柄、24品種が揃った。

参加した50代男性は「やはり祭りがないと残念な気持ちでいけない、(今回の開催に)すごく感謝している。(本日の酒まつりで狙っているお酒は)三芳菊も気になるが今小町も気になり、この辺りのお酒は全部気になる。」とずらりと並んだ日本酒に注目していた。

阿波市、徳島市内から参加した30代男性2人は「毎年開催されている酒まつりが夏にも開催されると聞き参加した。最初はチケット2枚(試飲カップ10杯)は行こうと意気込んでいたが、この暑さで水分が欲しくなり日本酒の一杯売りのがあると嬉しい。またテントスペースに水のサーバーなど気軽に水分が取れるスペースがあると助かる。」と暑さの中で楽しむ日本酒も美味しいと楽しそうに語った。

今回チケット300枚目をゲットした上谷学(56)さんは四国酒まつりの常連だ

記念すべきチケット300枚目を手にしたのは岡山県笠岡市からお越しの上谷さんだ。「2年前の酒まつりの際には突然の中止となり残念だったが、今回夏の陣ということで楽しみにしていた。また2月のイベントにもぜひ参加したい」と今回の開催を喜んでいた。

大盛り上がりだった四国酒まつり、次回は令和5年2月25日開催が決定!

田村 和男実行委員長は「(台風の影響で)天候が危ぶまれる中で出だしは快調だった。気温の高さがお客さんやスタッフへ影響が出ないか心配だった。今回CO2濃度計測によるクラスター対策など新しい感染対策も取り入れ、より安全にイベントを開催することができた。」と答えた。感染が増える中でのイベント開催に今までよりも安全に、より注意をしながら、たくさんのアドバイスを受け取りながら開催となった。”しすぎ”なくらいがちょうどいい、決断しなければいけない時間ギリギリまで検討を重ねて今考えられる最善を尽くしての本番だった。

高井美穂三好市市長は「できることをできるように、出来るだけ精一杯やって行くという姿勢で頑張りたい。皆さんとともに町の賑わいを取り戻すべく感染対策・共生しながら頑張りたい。久しぶりの賑わいで池田の街中がこれだけ賑わったのも久しぶりで、開催できてよかったと感じている。これは老若男女の皆さんのおかげで、関わった人、来て頂いた人、全ての皆さんのおかげです。また次回のお祭りに向けても一緒に頑張っていきましょう。」と力強い言葉をいただいた。

次回、第24回四国酒まつりは令和5年2月25日(土)に開催が決定している。夏の陣は2月のスピンオフイベントとして開催している、冬にはさらにパワーアップした酒まつりが開催されることは間違いない。

四国酒まつり【公式サイトへのリンク

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