オトメン副住職のお寺カフェ計画 Vol.3|四国八十八箇所霊場第六十六番札所 雲辺寺
2021.07.09
雲の辺りにあるお寺。
「天空のカフェ」「天空のブランコ」というワードでインスタグラムで有名になったお寺がある。それは巨鼇山 千手院 雲辺寺で四国八十八箇所霊場第66番札所としてお遍路でも人気のあるお寺だ。今回は雲辺寺がなぜここまで人気となったのかInstagramの中の人に聞いてみた。
【前回までの記事はこちら】
>>オトメン副住職のお寺カフェ計画 Ver1|四国霊場第66番札所 雲辺寺
>>オトメン副住職のお寺カフェ計画 Ver2|四国八十八箇所霊場第六十六番札所 雲辺寺
5月16日、日本最大の規模を誇る雲辺寺ロープウェイにユラユラと揺られながら「うんぺんじーマルシェ」へ。
この日は梅雨入りした直後で天気予報は雨だったがマルシェが始まった10:30には雨も弱まり傘は必要ないくらいに太陽が顔を出していた。今回のマルシェに出店しているのは全部で5店舗だ。
出店一覧
・Sachi’s kitchen さん(三好市)
Sachi’s Kitchen(@sachiskitchen_nzjp) • Instagram写真と動画
・菓子処坂口 さん(観音寺)
菓子処 坂口屋(@kashidokoro_sakaguchiya) • Instagram写真と動画
・自家製天然酵母のパンと量り売りの店hutte さん(四国中央市)
自家製天然酵母のパンと量り売りの店 hutte(@hutte_levain) • Instagram写真と動画
・cafe repos さん(観音寺市)
カフェルポ(@caferepos) • Instagram写真と動画
・お菓子工房ボタン さん(観音寺市)
おかし工房Botan・ボタン木工所(@okashi_botan_mokkousyo) • Instagram写真と動画
10:30~の開催だったが12時には多くの店舗で完売が目立ち、15時には撤収作業に追われていた。
この日お守りと同じ建物で配られていた、マルシェ限定の60枚用意したピンクの御朱印も12時には残り数枚となっていた。お試しのプレ開催という事だったが人気の高さが良く分かる結果となった。
さらに今年は「雲辺寺ALL SEASONフォトコンテスト2021」と題し全5回(仮)のテーマに分けて1年を通して開催中だ!
第1回目のテーマは「天空のフォトフレーム」と題し雲辺寺山頂公園に設置されているフォトフレームを使って写真を撮るという企画で2021年4月1日~6月13日まで実施していた。Instagramの応募数は70件以上でみなさん思い思いのポーズで写真を投稿している。
次々と新しい事を打ち出す雲辺寺と共に企画を作りイベントを成功させている雲辺寺ロープウェイとカフェルポに取材した。
赤川さんから見た副住職とは
雲辺寺ロープウェイの赤川さんは、おじい様が四国ケーブルの創業者、お父様が現在2代目を継いでいます。
「私は高校卒業以来、県外で住んでおり昨年4月に戻ってきました。コロナ禍でお遍路さんが減っている中、社長から”お遍路さん以外の観光客を呼ぶ何か”をという命を受け山頂公園を整備したりSNSを活用しながら集客をしている所です。
元々年が近い副住職を知っていましたので一緒になって雲辺寺を盛り上げようとしています。
お寺さん、お坊さんは気難しい、話しづらいというイメージが一般的にはあると思うんですが、良い意味でそういうイメージの真逆な方ですね(笑)
住職もそうですけど、新しい事をどんどん考えて、他のお寺がしてない事をどんどんやっていく、今でけでなく2~3年後、5年後10年後を見越してアクションを起こしている方だと思います。山頂公園を整備して少しゆっくりしようとしてたんですが、次はあれをしよう!こういうイベントはどうですか?と次々に注文が来るので休む暇がありません(笑)」
カフェルポと坊主とロープウェイの出会いをカフェルポへ聞いてみた
「以前宅間の店舗で、雲辺寺ロープウェイさんと雲辺寺さんが来られてお話を頂戴しました。予めお電話でご来店される旨は聞いておりましたので、もちろん怪しむことはございませんでした。最初にお電話を頂いた時からとても感じの良い方でしたので、雲辺寺さんよりお声がけ頂いたことは非常にありがたいお話だと感じました。
私が申し上げるのおも痴がましいのですが、副住職様は本当に雲辺寺さんを盛り上げていこう、みんなに良さを伝えていきたいというのが初めてお会いした時から伝わってきました。お坊様とお話をする機会は殆どなかったのですが、とても話しやすく物腰が柔らかい人だと感じましたよ!
私も地元でみんなが集まってもらえるようなカフェをして地元を盛り上げたいという思いがありずっとお店をやってきましたので、副住職様、雲辺寺ロープウェイ様の想いにとても賛同できました。また実際営業を始めてからも、副住職様はじめ雲辺寺の皆様には本当に手助けをしていただき日々感謝しております。」
様々なイベントを本人たちが一番楽しんで行っている、いわば文化祭のような雰囲気で企画しているイベントは次回は「紫陽花」がテーマだ。
もちろん印刷ではなく一つ一つ手作業で愛をこめて作成した御朱印はカラフルでよく見ると手作りならではの一点ものの味が出ている。今回のマルシェには前回よりも多くの店舗が出店しており、そちらもチェックしたい。ぜひ雲辺寺へ向かう際には香川から乗ることが出来る雲辺寺ロープウェイで山頂までの空中散歩をお楽しみください。
四国霊場第66番札所 雲辺寺
Instagram:https://www.instagram.com/unpenji/
四国ケーブル株式会社 雲辺寺ロープウェイ
URL:http://www.shikoku-cable.co.jp/unpenji/
Instagram:https://www.instagram.com/unpenjiropeway/?hl=ja
Facebook:https://www.facebook.com/雲辺寺ロープウェイ-1622721341341657
Twitter:https://twitter.com/unpenjiropeway
カフェルポ
Instagram:https://www.instagram.com/caferepos/?hl=ja
(取材・文:堂野彩加)
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うだつの町並み・阿波池田うだつの家たばこ資料館
交通の要衝として、たばこ等の集積地として発展した池田の旧街道に残る古いたたずまいは、どことなくさびしげで、ひとりもの思いにふけりたくなるような町並みである。幕末から明治にかけて繁栄したたばこ製造業者の旧居宅をたばこ歴史資料館として残す。百年以上を経過した今でも当時の繁栄振りを想像させる。中庭は四季折々の美しい花が咲く。
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4S STAY 阿波池田駅前
駅前商店街にあった店舗(旧寿司店)をリノベーション。
鉄道マニアには嬉しい列車座席での食事を楽しむ事もでき、
駅長制帽や制服を身に付け記念撮影も出来ます。
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カフェレストラン MINDE KITCHEN
築100年以上の古民家をリノベーションし、2018年6月1日にオープン。
マチの食堂として、食を軸とした交流の場づくりだけではなく、
糖尿病死亡率ワースト、小中学生の肥満、野菜摂取量が不足しているという徳島県の「食の課題」に取り組むお店。
また、地域の名産・特産物を楽しめるフードを提供し、地域外からの来訪者も増やすと同時に、
手ごろな価格帯のカフェメニューを用意しています。
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