徳島の暴れ川”吉野川”を拠点にラフティング世界大会へ挑戦!THE RIVER FACE主将【板華子選手】
2022.03.16
世界からラフティングのアスリートが訪れる世界屈指のラフティングの聖地、三好市の吉野川。「THE RIVER FACE」は日本一の激流とも言われるここ吉野川に拠点を置く、レースラフティングの女子日本代表チームである。熱いラフティング愛で個性豊かなメンバーをまとめる、チームキャプテンの板華子選手をご紹介!
板 華子選手
出身地:鳥取県
生年月日:1989年2月13日
ニックネーム:ハナちゃん・おはなはん
好きな食べ物:たらこ 梅干し ドリア
嫌いな食べ物:セロリ パクチー
得意技:素潜り
ラフティングを始めたのは平成19年、大学1年生の時。卒業後は三好に移住し世界を目指す
部活でレースラフティングをしてきてこの競技の魅力を感じ、更に高みを目指したいと思いリバーフェイスに加入。「私は何もない普通の女子だから、私を通してラフティングや川や世界を身近に感じてもらいたい。」そんな想いと希望を持ち、吉野川の門を叩く。2017年に一度引退したがパワーアップをして2019年チームに再加入。そして現在はラフティング女子日本代表ザ・リバーフェイスのキャプテンを務めている。そんな板さんは、食べるのだいすき!笑うのだいすき!いつも明るく笑いが絶えません。見た目は乙女(もちろん心も)ところがどっこい、よく食べる事で有名な浅井さんを上回るほどチーム1の大食い、美人なのに大食い!?右に出れるもの大募集中だそう。
板さんのボートの上でのポジションは右後ろ。後ろから全員をよく見て、良い状態に整え、支える
ボートが左右に回りだした時に、その慣性をコントロールして回転する力から前に進める力に転換しないとボートが進まないので、ボートの後ろでしっかり慣性をコントロールする必要がある。後ろで上手くコントロールしながら、全員が気持ち良くストレス無く漕げている時は、ボートを自分が支えているという感覚がある、とラフティング界で用いられるワードをズラリと並べながらレースラフティング、自分のポジションについて熱く語る姿がとても輝いているように見えた。
“板華子”といえばまさに努力の塊。
仕事と練習を両立。大変だが地域や職場の人のつながりや応援が力になる
リバーフェイスはプロチームではないので、仕事をしながら練習をする、という形がベースにある。練習時間を確保すると練習時間は朝の5:30~7:00。朝が苦手で、なおかつ日中に仕事をする、そんな生活スタイルに慣れることが選手生活を過ごす上で大変だったという。その反面、選手生活で一番良かったことは、多くの人と繋がれたこと。チームのメンバーはもちろん、応援してくださる方々や外国チームの仲間、三好市での生活や仕事で出会った方々の出会いは板さんにとって宝物。自分たちが掲げる目標を達成することで今まで応援していただいている方々への恩返しをしたいと思ってるし、何より世界で漕ぐ自分たちの姿を見て1人でも多くの人が元気になったり、希望を持てるようになったら本当に嬉しい、と自分のことだけではなく広い視野で物事を考えれることは板さんの大きな武器だろう。
日本代表のキャプテンとしての意気込み ラフティング世界選手権で優勝するために
「キャプテンをしていて辛いと思ったことはないけれど、メンバーに気持ちを伝えることに悩んだ。みんなをまとめることはもちろん、食い違う意見の場で感情が先行しないように伝え方には特に気をつけてきた点。私たちは世界選手権で優勝するということを目標にしているが、私がキャプテンとなってからは世界選手権の出場自体が初めてなので、結果を出せたら嬉しいと思えると思う。本大会では今までしてきたことはもちろんのこと、チームのメンバーひとりひとりがリバーフェイスというチームに誇りを持っているということを一番の強みにしてチーム一丸となってやりきりたい」と力強く語った。
「世界選手権では、世界中のラフティング好きが集まるので、その場に居れること自体が選手としてとても幸せなことだと思っているし大会の楽しみはそういうところ。今回は例年の世界大会と違い、気をつけないといけない点もある。やはり新型コロナウイルスに感染してしまうと練習ができなかったり、タイミングによっては大会に出場出来なくなるので、感染対策には特に気を付けたい。」
板華子選手コメント
『いつも応援ありがとうございます!
久しぶりの世界選手権、更に練習を積み重ねて自信を持ってレースを楽しみたい!全力を出し切ってレースを楽しんで来ます!!』
The River Face
Facebook: https://www.facebook.com/race.raftingTHERIVERFACE
Instagram https://www.instagram.com
【関連記事】
>>【女子ラフティング日本代表】日本一の激流・徳島県三好市吉野川から世界へ羽ばたく「ザ・リバーフェイス」選手紹介特集(まとめ)
>>THE RIVER FACE【安永有里子選手】
>>THE RIVER FACE【浅井裕美選手】
>>THE RIVER FACE【山下美岬選手】
-
大歩危峡・小歩危峡
"結晶片岩が水蝕されてできた溪谷は、大理石の彫刻がそそりたっているかのようで、春は桜・秋は一面の紅葉が清流に色をそえ、スリル満点の舟下りが楽しめる。
大歩危の下流約3kmが小歩危。大歩危より構えは小さいが、奇岩怪石の妙と小歩危砂岩片岩と称される岩肌の美しさは、大歩危片岩に劣らない魅力をもっている。大歩危は平成26年3月18日に国指定天然記念物に指定され、平成27年10月7日には国指定の名勝にも指定された。平成30年2月13日には小歩危が追加されて、「大歩危小歩危」で国の名勝に指定された。 -
RiverStation West-West
大歩危・祖谷の玄関口にある複合観光施設。古民家を改築した祖谷そば店や本格徳島らーめん店、おみやげ店、アウトドアショップ、コンビニの5店舗が営業。川まで歩いて降りられるスロープや展望台、ウッドデッキ、BBQハウス、ドッグランなどの施設も充実。ラフティング小歩危コースの出発地点でもある。
-
mont-bell 大歩危店
アウトドアウェアやギア(道具)、キャンプ用品など多数取揃えています。
大歩危店でしか手に入らない限定商品も人気の一つ。
あわせて読みたい
-
世界のロープレスキューが三好に集結!「GRIMP JAPAN2023」レポート【part3】
3月17日から19日までの3日間、徳島県三好市でロープレスキューの安全性や迅速性を競う、国内最大規模の競技会『GRIMP JAPAN2023』が開催されました。 国内18チーム、海外6チームの計24
2023.03.27
-
『四国のへそ』と呼ばれる秘境の町「徳島県三好市」で桜が見頃を迎えました。
長く続いた寒い冬も終わり、徳島県三好市にも春がやってきました。 山間の至る所で桜が満開となってきました。 見頃となった三好市の桜をお届けいたします。 【関連記事】 >>【202
2023.03.27
-
世界のロープレスキューが三好に集結!「GRIMP JAPAN2023」レポート【part2】
3月17日から19日までの3日間、徳島県三好市でロープレスキューの安全性や迅速性を競う、国内最大規模の競技会『GRIMP JAPAN2023』が開催されました。 国内18チーム、海外6チームの計24
2023.03.26
-
世界のロープレスキューが三好に集結!「GRIMP JAPAN2023」レポート【part1】
3月17日から19日までの3日間、徳島県三好市でロープレスキューの安全性や迅速性を競う、国内最大規模の競技会『GRIMP JAPAN2023』が開催されました。 国内18チーム、海外6チームの計24
2023.03.25
-
徳島県三好市 大歩危をゆく パート2|渓谷を満喫 食事、アクティビティ、そして妖怪!?
四国を流れる吉野川は、徳島県西部の険しい山々を通り抜け、大歩危峡と呼ばれる雄大な渓谷をつくり出している。 国の天然記念物に指定されている名勝で、美しい景色だけでなく伝説あり、アクティビティありと、訪
2023.03.21
-
徳島県三好市 大歩危をゆく パート1|吉野川の壮大な渓谷
四国を流れる吉野川は徳島県西部の険しい山々を通り抜け、大歩危峡と呼ばれる雄大な渓谷を作り出している。 国の天然記念物に指定されている名勝で、美しい景色だけでなく伝説あり、アクティビティありと、訪れる
2023.03.20