『この地の緑の豊かさを伝えたい』 年末年始の阿波池田駅を彩る門松への想い。

2020.12.14

特集

暖冬とは言え、寒さも本格的になりだした12月8日。阿波池田駅に毎年恒例の門松が設置された。

この門松の飾りつけは平成元年度から毎年行われ、今年で32年目を迎える。

今年も県立池田高校三好校の学生の協力の下、門松に加えて駅のホームの花壇への植栽も実施され、真冬の阿波池田駅の風景に彩りを添えている。

寒空の下、この作業を楽しみにしていたと、笑顔で作業に励む学生の一人、正木隆司さん。

 

『松が一ヵ所に混みあってないかな、とバランスや色合いを考えて門松を作るのは大変でしたが、とても楽しかったです。今年はコロナの影響で年末年始も人が少ないかもしれないけれど、少しでも多くの方に見てもらいたいです』

 

正木さんは中学の頃から緑化活動に関心を持ち、この地の緑の豊かさを地域の魅力として、もっと多くの人に味わって欲しいという地元への愛着と想いを持つ。

 

将来の夢は?と聞けば『人を助けられる人になりたい。』と、これまた爽やかな笑顔で答えてくれた。

豊かな緑の中で伸び伸びと育った彼の想いはきっと実現されて、将来多くの人を助けるに違いないと思えてしまうほど、正木さんの笑顔は曇りなく純粋だった。

 

阿波池田駅の門松の飾りつけは来年1月15日まで。

 

(取材・文/藤阪樹里)

 

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