《アソビモッテの遊び方》 assobimotte代表 横山道雄さん インタビュー 

《アソビモッテの遊び方》 assobimotte代表 横山道雄さん インタビュー 

《第1回・アソビモッテの遊び方》

「遊びもって。」

三好市に住む方なら聞いたことがあるであろう、「遊びながら」と言う意味を持つ方言、「アソビモッテ」。この言葉をブランド名にしたハチミツが今、若者を中心に市民の間で人気を集めている。

「ライスワーク=食べるための仕事」とは別の「ライフワーク=生き甲斐の為の仕事」の取り組みを、ブランド誕生ストーリーから今後の活動への想いまで。アソビモッテの代表を務める横山さんにお話しを伺う。《全4回》

 

横山さんは大阪を拠点に長年デザイナーとして活動。2019年、子育てを機に生まれ故郷の三好市に拠点を移し、デザイナーの仕事とをしながら、地元の仲間達とアソビモッテの活動をスタートする。

横山:僕たちアソビモッテの活動は昨年の10月からスタートしました。スタート、と言っても特にいろいろ準備をしていたわけでもなく、自然な流れの中で始まって、気づけばいい流れに乗れていた、と言う感じなんです。アソビモッテは三好市池田町のシンヤマという地区で採れたハチミツをみなさんに知ってもらう活動をしているのですが、そのハチミツも実はアソビモッテメンバーのお父さんが作っているハチミツで、僕たちがいつも普通に食していたものだったんです。僕たちにとっていつも当たり前に食べているものだけど、実はこれってもの凄く美味しいものなんじゃないかって、メンバーの一人が言い出して。それじゃあみんなで一度採蜜を手伝いに行ってみよう!ってなって。

それでその時に、メンバーのお父さんとそのお友達のおじさん達が物凄い楽しそうに作業しているのを見て。おー、このハチミツが美味しいのは、おじさん達が心から楽しんでやっていることに要素や秘訣があるんじゃないかなって思ったんです。

蜂たちはその地に咲いている花から蜜を集めてくるので、シンヤマというエリアの空気感とか環境、特性もハチミツの味に関係してくると思いますが、それにプラスでその蜂たちと人間の関係性だったり、おじさん達が楽しそうに蜂と向き合いながら、その土地で採れる自然の恵みに感謝している姿みたいなのが反映されているのかもな、と。

それで、ハチミツを通してこのモノ作りの価値観も伝えていけたらいいよね、とメンバーみんなで話していた時に、町のマルシェへの出店のお誘いが来て、そのタイミングでこの活動を始めることになったんです。それもマルシェ開催まであと4日、とかっていう急なタイミングで(笑)

だけど、そこに美味しいハチミツがあって、そのハチミツのラベルデザインを僕がやって、メンバーそれぞれがもともと持っている経験とかスキルやコミュニティーを持ち寄ったら、あっという間にブランドとして形が出来上がったんです。

マルシェの出店をきっかけに、そこで知ってくれた方がリピーターさんになってくれて、そのリピーターさんからの口コミや僕らの活動に興味を持ってくれた人がハチミツを買いたいと連絡をくださったり、市内の飲食店の方もメニューに取り入れてくださったり、また香川や大阪、東京にいる僕たちとご縁のある方々にもハチミツを届けさせてもらったり。気づけばこの1年でハチミツ1つを通してたくさんの人と繋がることができました。

僕自身にとっても、このアソビモッテの活動は今の自分の暮らしの中での当たり前の習慣のようになっていて、この活動は僕のいつもやっていることの延長線の一部でもあり、ライフワークになっています。

もちろん、これは僕一人では始められなかったことだと思います。本当に自然な流れでひょいっと始まってから1年経ち、みなさんに喜んでもらえたのはすごい嬉しいし、手応えを感じています。

(画像はマルシェにてメンバーと一緒に。実は保育園からの幼なじみ。)

そうそう、僕たちは町内のお客さんには連絡いただけたら出前でハチミツを届けたりもしていて、ハチミツをオカモチにいれて運ぶオカモチスタイルを取っています。

そのオカモチスタイルが町の日常の風景になったらいいよね、とかいろいろ想像しながら、まさに遊びもってやっています(笑)

活動の中にいつも《遊びごころをどこかに取り入れるという考え方は、ブランド名としてだけでなく自分たちの活動概念にもなってきています。

・・・第2回に続く。

インタビューは秋晴れのイケダ湖にて。自然の風景がよく似合う横山氏。

(取材・文/藤阪樹里)

横山道雄さん

〇KUMA/ MICHIO YOKOYAMA  DESIGN STUDIO

https://www.michioyokoyama.jp/

〇assobimotte

「おいしさの秘密は、つくり手が心から楽しみ、取り組んでいるということ。」
市の90%が山林という環境の中、この地を大切に想う仲間たちと知識や技術を分け合い、遊びながら心から楽しんで作られたモノたち。
assobimotteの商品は数値では測れない作り手の《遊び心》に新たな価値を見出し、みなさまの下へお届けしています。

https://www.instagram.com/assobimotte_miyoshi/