徳島県三好市の透明すぎる絶景スポット!まだ誰にも知られていない大自然の中ブルーに輝く神秘の淵~牛の首とどろ淵~
2022.06.18
徳島県の秘境・祖谷 徒歩でしか行くことのできない奇跡の透明度を誇る淵へ~【牛の首とどろ淵ウォーキング】が開催された
徳島県三好市山城町は日本の秘境と呼ばれる徳島県祖谷(いや)から吉野川を挟み対岸側西側一帯にある地域です。全国的には祖谷のかずら橋や祖谷渓の景勝地などが観光地として有名ですが、そのすぐ隣にある山城町にも昔ながらの生活と自然がそのまま残っていると言っても過言ではありません。
その山城町の奥深い山の中に、驚きの透明度で大自然そのままの姿で残った淵が存在したのです。車では行けず、徒歩でのみ辿り着けるというとどろ淵へ行くウォーキングイベント【牛の首とどろ淵ウォーキング】が、地元団体『山城戦国國ざかいめぐりの会』により5月28日に開催されました。
ただのウォーキングイベントじゃない!!これは冒険だ!!大自然の中を歩く・登る・その先にある最高のスポット【とどろ淵】を目指して。
スタート直後からすぐに大自然の中、人ひとりがなんとか歩くことのできる山道をひたすらに登ります。当日は快晴で気温も高かったですが、山道に入るとすぐにひんやりとした空気に変わり、木々の間を縫うように進みます。5分も登るとそこはもう山の中、振り返り見てもすぐそこに国道があったとは思えないような景色となっていきました。
行程の半分ほどのところでは軽く土砂崩れが起きており、そこを迂回する形でロープを頼りに山肌をよじ登るような場面も!
斜面にある小道を登り、木々の間を抜けるのはまるで非日常の大冒険!徒歩30分ほどで目的のとどろ淵に着くことができました。
青の絶景!秘境の中の誰も足を踏み入れていない自然のままの姿『とどろ淵』
普段誰も足を踏み入れていない道を苦労して歩いた先には、山の谷間にぽっかりとあいた空間。それは自然が作り出した神秘的な空間です。
谷間へ山からの湧水が流れを作り、小さな川になり、淵へと落ちていき、水を深くたたえています。
また、陽が差し込むことで刻々と淵は姿を変え、1時間ほど間にも深い緑から淡く青みががった緑色へと変化していきます。
淵の周りにはシダ類などの植物が生い茂り、より一層淵の透明感を際立たせています。
秘境の清流の恵み 大自然の中で楽しむ至福の珈琲
到着後にはスタッフが用意してくれていた焼き菓子を頂き、とどろ淵の清流を濾過した水を使用したハンドドリップの珈琲が振舞われました。
また珈琲豆はhanan coffeeさんの提供ということです。
大自然の中で、その恵みを味わいながら飲む珈琲は最高の一杯でした。
ほとんどメディアにも出ていない、まさに知る人ぞ知る三好市の絶景スポット
とどろ淵はいままでメディアやSNSにもほとんど情報がなかった場所でしたが、実際に見るとその水の透明度と美しさは知られざる徳島の絶景。
イベントを主催した山城戦国國ざかいめぐりの会様によると山城町の素敵なスポットや歴史を紹介するために定期的にウォーキングイベントを開催しています。
今回向かったとどろ淵は通常は私有地を含むため普段はいけない場所と言うことでしたが、イベントの為わざわざ許可を取り、今回の開催となったとお聞きしました。
とどろ淵へ一度行ってみたい!!という方は次回の開催を楽しみにお待ちください。
※とどろ淵に行くまでのルートは一部私有地を通行する為、とどろ淵に行く際は通行の許可をされたイベント等でお越しください。
(取材・写真・文:犬山 涼)
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大歩危峡・小歩危峡
"結晶片岩が水蝕されてできた溪谷は、大理石の彫刻がそそりたっているかのようで、春は桜・秋は一面の紅葉が清流に色をそえ、スリル満点の舟下りが楽しめる。
大歩危の下流約3kmが小歩危。大歩危より構えは小さいが、奇岩怪石の妙と小歩危砂岩片岩と称される岩肌の美しさは、大歩危片岩に劣らない魅力をもっている。大歩危は平成26年3月18日に国指定天然記念物に指定され、平成27年10月7日には国指定の名勝にも指定された。平成30年2月13日には小歩危が追加されて、「大歩危小歩危」で国の名勝に指定された。 -
峡谷の湯宿大歩危峡まんなか
館内の清掃が行き届いていて、とても清潔感のあるホテル。
親切丁寧なスタッフの心温まるおもてなしも魅力的。 -
野鹿池山
標高1,294m、凹地形の湿地を中心として純林状のホンシャクナゲの群落がみられ、その林床にオオミズゴケ及び北方遺留植物を伴い学術的に貴重な植生を有している。
◎毎年6月第1日曜日にはシャクナゲまつりが開催されている。