ボンネットバスが目印?!祖谷の隠れ家的居酒屋 おのみ屋 パート2 

2022.03.19

特集

「祖谷のかずら橋」徳島県三好市にある日本三大秘境の一つ、「祖谷」で多くの人々が訪れる歴史ある観光スポットである。周辺には主に旅行者向けのお店がある中で、観光客向けだけではない、地元の若者が集まる居酒屋がある。この特集ではこの隠れ家的なお店を紹介していく。

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>>パート1 ボンネットバスがある居酒屋?おのみ屋

三好市祖谷 地元の若い人が集う場所 

暗くなり始めるころ、仕事を終えた地元の方が一人、二人とやってくる。 

若い世代が中心だ。飲み物を頼んでお通しが来たところで、さっそく料理を頼んでみることにする。 

祖谷の豊かな自然で育った旬の地元食材中心の料理が人気

おのみ屋では常に季節の食材を中心に使用しているため「本日のおすすめメニュー」がたくさんある。この日は、おでんやサラダ、揚げ物などがおすすめだった。

また、おつまみよりは食事という方向けに小鉢や自家製漬物付きの定食のオーダーも可能だ。 

味のしみたおでん 祖谷のイモや大根に舌鼓 酒の肴からボリュームのある定食まで豊富なメニュー

時間をかけてゆっくり調理されたおでんはよく味が染みている。大根やジャガイモ、豆腐はもちろん祖谷産。 

サラダも定食もボリュームがある。お米なしでもおなかがいっぱいになりそうなほどの量のサービス。揚げ物ももちろん揚げたて、サクサクだ。

祖谷は山深い。食のバリエーションを増やすため、魚介類を買い出しに行くことも多いそうだ。

地元客もだし巻き卵や肉料理など「本日のメニュー」からそれぞれ注文している。

祖谷産「ごうしいも」を使った名物家庭料理も

おのみ屋では定番の居酒屋メニューに混じって、祖谷の郷土食もでてくる。

この日は、ごうしいものみそ炒めが提供さていた。ごうしいもは祖谷のジャガイモで、かなり小ぶりで味が詰まっていて固い。いくら煮ても崩れないというイモ。

それを茹でて、ひとつひとつ手で皮をむき、みそで炒めたのが、その名の通り「ごうしいものみそ炒め」シンプルに見えるが、実は手間のかかる一品。甘みのある香ばしいみそと味の濃いジャガイモとの組み合わせは絶品だ。

パート3では、おのみ屋に通う地元の人々の様子を紹介する。

国や県の緊急事態宣言を受けて、もしくは自粛などにより、時間短縮営業や休みの場合もあり
送迎サービスは要予約・有料 不可の場合もあり 

かずら橋タクシー
https://kazurabashi-taxi.co.jp/

(取材・文: ショーン ラムジー)

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     また、東祖谷は深奥の秘境であり、全ての始まりの地でもあったことから、独自の文化・風習・慣習が育まれました。資料館では、四季を通じた東祖谷の姿、時代の変化に伴う日常道具の変遷、生活を潤す芸術品など、村民が大切に残した時代の形をご覧ください。
    2階には500名収容のホールもかねそなえています。

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