奥祖谷マルシェで秘境を味わう 三好市東祖谷 秋の収穫祭 パート2 

2021.11.24

特集

11月6日、第3回収穫祭・奥祖谷マルシェが、三好市東祖谷で開催された。

祖谷の郷土料理をはじめ、パンやクッキー、ジビエ料理と祖谷の味が勢ぞろいする豪華な食のイベントとなった。祖谷の秋の味覚を奥祖谷で活動するグループとともに紹介する。

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奥祖谷マルシェ会場には、様々な食のテントが並び、賑わいを見せる。
おいしそうな匂いに誘われるまま、様々な祖谷の味をおなか一杯、堪能してきた。

祖谷の伝統料理 郷土色あふれる食

はじめに雑穀のお店を訪ねた。今年採れたばかりのヤツマタやアワなどの穂が飾られ、パッケージの中の脱穀された雑穀と比るなど、興味深く眺める人も多くいた。

また、雑穀組合で商品開発したパンやパンケーキも販売されている。

徳島県西部の郷土料理「ひらら焼き」は地元でも人気

人々の注目を集めていたのが、「ひらら焼き」。これは祖谷の郷土料理で、元は、河原で平らな石の上でこの料理をしていた。中に入っているのは、川魚アメゴ、岩豆腐、こんにゃく、ごうしいも(祖谷のジャガイモ)など。まわりに甘い味噌で土手を作って料理する。

地元でも作る機会はあまり多くないため、順番待ちも出るほど。

秘境・祖谷の山の恵み、ジビエはジューシーでクセになる味わい

そして、祖谷と言えば、祖谷の地美栄。この日は、鹿、イノシシの大ぶりなぷりぷりとしたソーセージや、味の詰まったハム、揚げたてメンチカツが並んだ。

ジビエ肉をはじめて食べた方も「とても食べやすくて、こんなにおいしい。」と驚いていた。

地元に愛される定番の味「鹿カレー」 

また、定番の鹿カレーもいつもどおりの人気。特に子供達には大人気だった。

カレーには地元でとれた鹿肉やごうしいもなどが入っていて、ご飯も祖谷の雑穀入り。郷土色あふれるカレーだ。こちらはいつでも「旅の宿 奥祖谷」の食堂でランチに提供され、地元で親しまれている味だ。

ちらし寿司や祖谷そばも 祖谷のご当地が勢ぞろい

会場の入り口では、谷商店のちらし寿司、つづき商店の手打ち祖谷そばも販売され、持ち帰り用も含めてすぐに売り切れとなる盛況さだった。

年配の来場者も「この十割の本当のそばが食べたくてね。」と麺をすすりながら喜んでいた。

その近くでお昼をとる子供達も地元の味を満喫中だった。

採れたての柿やすだち、ゆず、野菜も会場を彩っている。

祖谷の食が勢ぞろいしたイベントだった。

パート3では、奥祖谷マルシェに出店した次世代の食への挑戦を紹介する。

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三好市公式観光サイト
https://miyoshi-tourism.jp/

(取材・文・写真: ショーン ラムジー)

 

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