日本三大秘境のまち

年末年始の食事といえば、お雑煮やおせちなどがあげられる。徳島県三好市で打ち立ての蕎麦を販売する「めん処阿波」でも年越し蕎麦が販売されていた。

三好市の新しい蕎麦屋の名店「めん処阿波」　人気の年越しそば準備

「めん処阿波」では店舗で打つ打ち立ての蕎麦が魅力で、2020年８月に店舗を構えたまだ新しいお店だ。年末の１２月３０日、３１日は年越しそばの販売で大忙しだった為、帰省に帰ってきた孫の西内裕綺美さん（１９）も手伝いに参加していた。

「めん処阿波」では２日間で約２００玉の年越し蕎麦の注文が入り、朝１０時にはお客さんが訪れていた。さらに個人のお年寄りの処には少しでも暖かい気持ちで年越しを迎えてほしいと天ぷらが付くサービスも行っていた。

もともとは三好のお祭りやイベントで蕎麦を振舞っていた今村さんが打つ絶品祖谷そば

蕎麦を打つ共同経営者の今村聡さんは１０年以上前から趣味で蕎麦打ちを行っていた。打った蕎麦は地域の祭りやイベントなどで振る舞っていた。また地元のメンバーで活動している「そばの会」で先輩方から蕎麦の技術を学び、さらに技術を磨こうと講習会に参加するなどしていた。
運が良ければ打ち立ての蕎麦を塩や醤油などでより風味を感じる形で食べる事もできるそうだ。

打ち立ての蕎麦と会話を楽しみに、県内外からも多くの人が訪れる

もう一人の経営者、西内やえこさんはお客さんとの会話を大切にしている。「最近どんなで？」から始まる西内さんとの会話を楽しみに来るお客さんも多い。西内さんは蕎麦で繋がった縁から始まる会話が楽しいそうだ。「香川からよく来てくれるお客さんが実は生まれがすぐ近くだと知った時はとても驚いたし、そんな出会いができるのも嬉しい」と語ってくれた。

これからも蕎麦が繋ぐ縁を大事にしながら交流地点のような存在となる事だろう。

めん処　阿波

〒778-0001 徳島県三好市池田町ウヱノ３０８６
定休日／金曜
営業時間／平日11:00～14:00、土・日11:00～18:00