ボンネットバス「秘境の小便小僧号」のラストランに全国から訪れたファンが勇姿を見届けた。

2021.12.25

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11月28日、徳島県三好市で観光客のみならず地元民からも愛されたボンネットバス「秘境の小便小僧号」の引退セレモニーが行われた。

ボンネットバスは、かつては路線バスとして使われていたが、1982年からは大歩危・祖谷をはじめとした観光スポットを回る定期観光バスとして、多くの観光客を乗せ走ってきた。丁寧に整備しながら運行を続けてきたが、近年老朽化が進み、修理や整備に手間がかかるほか、部品の調達も難しくなってしまった。

55年の歴史に幕を閉じるボンネットバスの最後の姿に多くのファンが別れを惜しんだ

16時30分過ぎに終点となる阿波池田バスターミナルに到着すると約100名のファン達がカメラを向け、観光用としての最後の姿を撮影した。

近畿バス愛好会の嶋田 匠さん(63)は手作りのプラカードを持参し「一つの時代が終わり寂しい気持ちだ。小さい頃に母の手を引かれワクワクしながら見たボンネットバスだったから。」と話してくれた。

運転手を務めた藤倉秀一さん(55)は「記念すべき日に天候にも恵まれてファンの方にたくさん写真を撮って頂いた。最後に事故も故障もなく運行できた。」と語った。

引退後もボンネットバスに会える!

引退後のボンネットバスだが、阿波池田バスターミナルにて2021年12月16日〜2022年1月31日まで展示され、1月にもイベントを計画中だ。

65周年を迎える四国交通にこれからも目が離せない。【公式サイト

 

阿波池田バスターミナル
〒778-0003 徳島県三好市池田町サラダ

四国交通株式会社【公式HP
〒779-4806 徳島県三好市井川町西井川311−2

 

 

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