これ、食べてみんで! 第1回 『酒と串焼き home』の温玉のせ竹筒焼つくね

2020.11.29

特集

三好市の池田は、酒蔵の街でもあると同時に、呑兵衛の街でもある。夕暮れどきともなると、ぽつぽつと店に灯りがつき始め、仕事を終えた呑兵衛たちが動き出す。

 

池田町銀座通りに店を構える『酒と串焼き home』は、若者から年配まで、幅広い層から人気の店。その名の通り、炭火で焼く串焼きとバラエティ豊かなお酒が楽しめる。料理は、串焼きをメインにしながら、鶏料理から創作料理、アテから〆まで、なんでもござれ。人気になるのも納得というメニュー群だ。

 

店主の西田哲也さんは、三好市山城町の出身。高校を卒業後、測量の専門学校に通うべく、上京した。

「本当は、実家の家業もありますし、すぐに帰ってこようと考えていました。昔から地元が好きなんです」と西田さん。

 

 

しかし、友人の上京に合わせて、少し東京へ残ることに。短期間と思っていたので、フリーター気分で働いたのが、東京でも有数の人気を誇る焼鳥の名店、吉祥寺にある『いせや』だった。

 

「本当に忙しいお店で、大変でしたが、調理場や焼き台で調理させてもらったり、楽しかったですね。飲食の仕事も好きになって、やりがいも感じるようになって」と、およそ3年間をそこで過ごし、その後、さらに調理の経験を積むべく、居酒屋でも働いた。

こうしているうちに、飲食業を生業にしていこうという気持ちが芽生えていった。その後、なんと!

と、続きは次回。

その前に、西田さんの『これ、食べてみんで』な一品をご紹介しよう。

 

『酒と串焼き home』の看板商品は、あくまでも串焼き。もちろん、それは分かってる。でも、たくさんあるメニューの中で、西田さんがおすすめしたい一品が知りたい。ということで、おすすめしてもらったのが、『温玉のせ竹筒焼つくね』。

 

 

軟骨などを混ぜ込んだ鶏ミンチを半分に切った竹筒に敷き、そのまま焼き上げている。ほんのり竹の香りをまとい、甘辛いタレをかけ、温泉卵でマイルドに。ふんわりした鶏肉に交じるコリコリとした食感が楽しい。

 

しかも、この竹は、お父様が山から切り出してきたものだとか。まさに、ホーム(郷里)あってのこのメニュー。そんなほっこりするエピソードも思い出しつつ、これ、食べてみんで!

 

第2回へ続く

(取材・文/大掛達也)

 

酒と串焼き home
三好市池田町サラダ1797-7

TEL.0883-72-5811
FaceBook
https://www.facebook.com/sake.kushi.home/

 

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