日本三大怪遺産が受け継がれる徳島県山城町にて絵巻物「山城大歩危妖怪見聞録」お披露目の会が開かれた。

2022.05.18

ニュース

4月2日に徳島県三好市の道の駅大歩危にて下岡昭一さん(86)が作成した絵巻物「山城大歩危妖怪村見聞録」がお披露目された。

完成した絵巻物を見ようと多くの方が訪れた

多くの妖怪伝説が残る三好市山城町 道の駅大歩危に訪れる人が喜ぶものを作りたい

徳島県三好市山城町にある道の駅大歩危の中には妖怪屋敷があり、この地域で語り継がれる妖怪が紹介されている。この妖怪屋敷内にある最後の通路に今回の絵巻が飾られる。

絵巻の制作者は山城町内150カ所におよそ60種あるという妖怪伝説を掘り起こし、後世に伝承する活動を行っている下岡昭一さん。下岡さんは同屋敷内の通路をもっと活かしたいと考え、2021年の6月から絵巻の作成に取り掛かった。今年の3月に完成した絵巻物には妖怪の説明や文章なども付け加えられている。縦50cm、長さ9mの作品には子泣き爺やカッパなど約50種類の妖怪たちから始まり、現在の山城町に進み最後には下岡さんがこの地域の将来への願いも込めた未来まで描かれている。

「子供は宝だ、その子たちが妖怪伝説・伝承を後世へ残していく」豊かな自然と妖怪伝説が残る三好の魅力を伝えたい

2年前に開催された妖怪フェスでは「妖怪の博物館があり、地域の人々が妖怪の被り物を身につけお祭りを行う、今でも妖怪の必要性を感じる場所だ。」と山城町は紹介された。全国の過疎地域で人口の減少が止まらないが、ここ徳島県三好市も過疎化の問題は大きい。下岡さんは「今年の3月に山城町内の保育所が閉所した。子供は宝だ、その子たちが妖怪伝説・伝承を後世へ残していく。今回の絵巻物を始め妖怪屋敷などに人々が訪れ、山城町や三好市の活性化を目指したい」とのことだ。

(市川寛也さん(35)写真前方)

国立大学法人群馬大学の准教授、市川 寛也さん(35)は「今まで電話やオンライン会議でしか絵巻を見ることができなかったが、今回のお披露目で初めて実物を拝見した。下岡さんの考えるこれから先の未来が鮮やかな色合いで描かれておりとても素敵だ。」と話し作品をゆっくりと時間をかけて鑑賞していた。

狸伝説の多さもトップクラス!?三好市山城町を盛り上げる女性陣、やましろ狸の会

過疎化を止めるきっかけは元気な高齢者かもしれない。下岡さんとやましろ狸の会に所属する6人の女性陣が中心となり、2年をかけ22枚の「狸伝説襖絵」は完成した。狸の伝説や妖怪話はどこの地域でも多くて30個ほどだが、ここ山城町には80を超える狸伝説があり未発掘の話もまだあるそうだ。昔から身近に存在する妖怪話は面白おかしく後世へ受け継がれていくのだ。

子泣き爺発祥の地でもある徳島県三好市山城町へ涼みにきませんか。

道の駅大歩危(妖怪屋敷と石の博物館)

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〒779-5452 徳島県三好市山城町上名1553−1
TEL:0883-84-1489

 

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